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病院へ・・・ [うちに来た頃のトラヨ]

↑ねむいにゃ~☆

トラヨを捕まえるのは大変だった。ゴハンを食べているところを押さえようとしたが失敗。家中を逃げ回るトラヨを追いつめ、毛布をかけて何とか捕まえた。そのまま病院へ・・・・。

病院では、食欲がないこと、元気がないこと、を説明したのだが、先生は「どこも悪くなさそうですが・・・。どうしたいんですか?」と言う。

私にはどこも悪くないようには思えなかった。

以前暮らしていた猫は「ちょっと元気がないけど、大丈夫だろう」と軽く考えて病院へ行くのが遅れた。ゴハンを食べなくなり、病院へ連れて行ったら腎不全と診断されて助からなかった。もう二度とあんな失敗はしたくない。ここは何が何でも調べてもらわなくてはと思い、血液検査をしてもらうことに・・・・・。

元野良のトラヨは人間に囲まれて体をいじられるのがガマンできない様子だった。うなり声がものすごく、いつ暴れだしてもおかしくない状況。先生と助手の方に体をしっかりと押さえつけられている。

「少し外で待っていてください」と言われ、待合室に戻った私の耳には「う~~~~~~~~~」というものすごいうなり声が響く。待合室には上品そうな長毛ニャンコを連れたご婦人が1人。きっとこの猫はあんなにうならないだろうなと想像すると妙に恥ずかしかった。

「診察室にどうぞ」と呼ばれて戻ると、トラヨは爪を切られていた。私の腕にある引っ掻き傷を見て、先生は爪を切ってくださったのだ。しかし、トラヨからすれば痛い血液検査や爪を切られたことは拷問だったに違いない。

結局、血液検査の結果もどこにも異常はなかった。分かったことはトラヨには犬歯以外の歯がないということだけ。トラヨが手足を伸ばしていたのは、我が家に慣れてきて、くつろいでいたからだったようだ。

この何日か後、親指くらいの大きさの毛玉が吐いてあった。病院へ行く必要はなかったのである。

 

しかも、この病院事件以来、トラヨは心を閉ざしてしまう。この後、ずいぶん長い間、トラヨは人間がいる時に、決して出てこない猫になってしまったのだ。


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