野良猫から飼い猫へ1 [野良猫から飼い猫へ(シマちゃんの話)]
↑この猫はシマちゃん。実は、このシマちゃんとの出会いがあったからこそ、今のトラヨとの生活がある。
以前から猫を飼いたがっていた娘が「小さい猫がいるからうちに連れてきたい」と言い出したのが全ての始まりだった。
とりあえず、その小さい猫を見にいったが、全然小さくない。生後半年くらいの大きさだろうか・・・。(たしかに成猫に比べると若干小柄だったけど)
しかも、餌を出してもそばに来ない用心深い猫。
どうやって家に連れて帰ればいいのだ!!!
餌を持って猫を追い回したものの、当然捕まえることもできなかった。あきらめて帰りかけた私と目が合った野良猫がいた。それがシマちゃんだ。
シマちゃんは私たちの様子をずっと見ていたのだ。そして、さっとそばに寄ってきた。餌を出すとその場で食べた。
シマちゃんは大きな成猫。でも・・・・この猫なら捕まえられるかも!!!
この日から、私と娘は、「シマちゃんを捕獲するため」に毎日通うことになる。餌を与え、馴れて油断したところを捕まえるためだ。
しかし・・・・私には大きな不安があった。
ちゃんと捕獲できるのだろうか?野良猫を完全室飼いにできるのだろうか?元々、私達が餌などあげていなくても、生きてこられたのに、中途半端に手を出して、捕獲がうまくいかなかったらどうしたらよいのだろう???
色々考えているうちに不安はどんどん大きくなった。1週間ほど経ったときに、私は娘に「野良猫だから捕まえるのは無理だよ。もう餌をあげるのは止めよう」と言ってしまった。娘は逆らうこともできず、従うしかなかっただろうな。
その日・・・餌を持っていく時間が過ぎ、さらにどんどん時間が過ぎ、やっぱりシマちゃんが気になった。もういないだろうな・・・・と思ったが、どうしても気になってしまった。ガマンできなくて様子を見にいった。
シマちゃんは待っていた。「まだかな、まだかな、今日は遅いな」という気持ちが全身からあふれていた。いつも物陰に隠れているのに、待ちきれなくて見通しのよい場所にちょこんと座っていた。そして、私達の姿を見ると尻尾を立てて寄ってきた。
私はシマちゃんのことを裏切ろうとしたのに、来てくれると信じていたんだな。ごめんね、ごめんね、本当に申し訳ない・・・・・・。
この日、私はどんなに困難があっても、必ずシマちゃんをうちに連れて行くと決心をしたのだった。
動物は喋んないけど、分かる時があるんですよね~♪
良い話で、目頭がジ~ンと・・・・。
by わっと (2006-12-03 12:48)
私も最近野良猫との出会いがありました。それも親子の野良猫です。子供は生後1ヶ月くらい。とてもお腹をすかせている様子&子猫の方は体がガリガリに痩せ細って死んでしまうんじゃないかと心配になりました。
by diet (2006-12-03 19:15)
>わっとさん
いつもありがとうございます。
言葉は話さなくても、心は通じるんですよね☆
>dietさん
みんなが猫(その他、動物)を捨てなければ、野良さんはいないはずなんです。責任ある飼い方がもっと世間に広まってほしいと願っています☆
by とらきち (2006-12-03 21:14)
ワタシも同じ経験があるのでわかりますよ。言葉には通じなくても、態度で分かってしまうそうです。
by sayuki (2006-12-03 21:22)
>sayukiさん
sayukiさんのにゃんずも保護されたコたちでしたよね。
こちらの気持ちが、態度になってしまうのかな。。。
by とらきち (2006-12-03 21:34)
>mitukiさん
nicceをありがとうございます♪
by とらきち (2007-04-15 11:16)